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松本市版 リビングウィル(事前指示書)の公開にあたって

人は誰でも、命にかかわるような大きな病気やケガをして、命の危険が迫った状態になる可能性があります。万が一に備えて治療やケアに関する考えや希望を、あなたの大切な人と話し合っておくことをお勧めします。
(話し合うことを「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」といいます。)
話し合った内容を書いたものを リビングウィル(事前指示書)といい、万が一のときの治療やケアの判断の重要な助けとなります。
この度、松本市医師会と松本市地域包括ケア協議会が協力して、「松本市版リビングウィル(事前指示書)」を作成し、市民の皆さまに公開することとなりました。あなたの大切な人とともに人生の最終段階を考える一つのきっかけとして、ご活用ください。
ご不明な点がございましたら、かかりつけ医に遠慮なくご相談ください。
令和元年(2019年)5月1日
一般社団法人 松本市医師会
お薬手帳にはさむタイプです。緊急時・災害時の連絡先などを記入しておく欄があります。4つ折りにし、お薬手帳と一緒に携帯することをおすすめします。
「わたしのリビングウィル(事前指示書)」作成の手引き
- 1まず、表面から裏面にかけて、一通り読んでみてください。わからないことがあったら、周りの人やかかりつけ医に遠慮なく質問してください。(一人だけで決めないようにしましょう。)
- 2「1 治療をしても回復が見込めない状態になったときの『延命治療』について」の(1)~(7)の項目について、現在のご自分の気持ちに添って、チェック(☑)を入れてください。決めたくなければ、「決めない」という選択でも構いません。その際はチェックを入れず、余白に「今は決めない」等の記載をお願いします。
- 3(1)~(7)の記載が終わったら、書いた内容をもとにして、あなたの大切な人・信頼できる人と「人生会議」を開きましょう。(「人生会議」については、リビングウィル裏面に説明があります。)
- 4「人生会議」を開いて、大切な人・信頼できる人にもあなたの考えを理解していただけたら、「2 代理判断者の署名欄」に署名してもらいましょう。代理判断者とは、ご自身で医療上の判断やケア等についての意思表示ができなくなったとき、医師が相談すべき人です。
- 51・2の欄が全て埋まったことを確認して、表面右上の欄に作成日を入れて、本人署名欄に署名をしてください。
- 6全ての記載が終わったら、用紙をかかりつけ医に持参して、内容について一緒に確認をします。何度でも、遠慮なくかかりつけ医と相談してください。(一度で決めなくても大丈夫です。)その上で、「かかりつけ医記入欄」への記載をしてもらいましょう。
- 7かかりつけ医はコピーを取りカルテに保管します。原本はご自分で保管してください。その際、大切な人・信頼できる人に保管場所をお伝えください。コピーを渡しておくのもよいでしょう。
- 8「わたしのリビングウィル(事前指示書)」には携帯用もあります。お薬手帳に差し込んで使うことをお勧めしていますので、①~⑦にそって記載して、ご活用ください。
- 9「わたしのリビングウィル(事前指示書)」は、誕生日や記念日、あるいは考えが変わる出来事があったときなど、折に触れて見直すことをお勧めします。何度でも書き直しができますので、ご自分の考えが変わった場合は、遠慮なく書き直してください。
関連リンク先
日本医師会ホームページ
- 穏やかな終末を迎えるためにもリビングウィルの作成を
- https://www.med.or.jp/nichiionline/article/005109.html
- 生命倫理懇談会 答申 「超高齢社会と終末期医療」
- http://www.med.or.jp/doctor/nichii/morals/
厚生労働省ホームページ
- 人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン
- https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197665.html
- 「人生会議」してみませんか
- https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html