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お知らせ
- 2018.08.07
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感染症情報(平成30年8月7日)
ヘルパンギーナが大流行中!
松本市周辺で、夏かぜの一種である「ヘルパンギーナ」が流行しています。
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。
乳幼児を中心に夏季に流行します。いわゆる夏かぜの代表的疾患です。
<原因ウイルス>
コクサッキーA型ウイルスが主な病因であり、2、3、4、5、6、10型などの血清型が分離されます。またコクサッキーB型ウイルス、エコーウイルスなどが関係することもあります。
<症状>
2~4 日の潜伏期を経過し、突然の発熱に続いて咽頭痛が出現します。
発熱は2〜4日間程度つづきます。咽頭は発赤し、水疱、口内炎を伴います。
発熱時に熱性けいれんを伴うことや、咽頭痛のため、不機嫌、食欲不振、水分接種が不十分になる場合があります。
ほとんどは予後良好ですが、まれに髄膜炎、脳炎や心筋炎などの合併症を引き起こすこともあります。
<感染経路>
咳やくしゃみからウイルスを吸いこんだり、便中からウイルスが口に入ることで感染します。症状が治まった後も、2~4週間は便の中にウイルスが含まれています。
<予防>
ワクチンや予防薬はありません。
一般的な感染予防、すなわち、こまめな手洗い、とくにトイレやオムツ交換の後、食事の前などに手洗いを心がけることが必要です。タオルの共用は避けましょう。マスクエチケットも大切です。
<治療>
ウイルスに直接効く特効薬はありません。熱や痛みをやわらげる解熱鎮痛剤などが処方されます。
発熱、元気のよさ、食事摂取量などの症状によって注意事項や対処法が異なるので、日常生活の過ごし方や次の受診のタイミングなどをかかりつけ医と相談しましょう。
診断されたあとも、次のような場合はすみやかに受診してください。
Ø 口のなかの痛みが強く、水分をあまり取らない
Ø 高い熱が3日以上続く
Ø 元気がなくぐったりしている
Ø 吐いたり頭を痛がる
<登校基準>
本人の全身状態が安定している場合(発熱がなく、普段の食事ができること)は、登校・登園が可能です。手洗い(特に排便後、排泄物の後始末後)を行うことが重要です。