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感染症情報(平成25109日)

 

RSウイルス感染症に注意!!

 

 RSウイルスによる呼吸器感染症です。主に冬に流行します。国内では流行が始まった県があり、県内でも患者をみとめています。松本市内もそろそろ注意が必要な時期です。

 

 生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスの初感染を受けます。生涯、何回も繰り返し感染を受けます。

 

症状

 46日間の潜伏期間を経て発熱、鼻水、咳など風邪のような症状が数日続きます。多くは軽症で済みますが、ひどくなると肺炎や細気管支炎を起こします。細気管支炎の例では喘鳴、多呼吸、陥没呼吸などを呈するようになります。

 さらに重篤な合併症としては、無呼吸発作や急性脳症があります。

 早産児、生後3か月以内、心臓や肺に病気をもつ乳児、免疫不全が存在する児は、重症化のリスクがあります。

 

感染経路

 RSウイルスの主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。他のウイルス感染症に共通ですが、うがい、手洗いが予防になります。

 症状のある人は、咳エチケットに心がけましょう。

 

治療

 抗ウイルス薬、ワクチンはありません。対症療法になります。細気管支炎や肺炎を合併した児は、入院が必要になる場合もあります。ゼーゼーしたり、呼吸が苦しそうな場合は注意しましょう。

 

 

 

 

風疹、今こそワクチン接種を!!

 

 今年流行している風疹ですが、少し落ち着いてきました。予防接種を検討されている方は、冬場の感染症が流行する前の「今」が行動するときです。

 ワクチン接種、抗体価の測定などについてご不明な点がありましたら、かかりつけと相談するか、厚生労働省のホームページ内の風疹Q&Aで詳しく述べられていますので、参考にして下さい。

 

http://www.nih.go.jp/niid/ja/rubellaqa.html

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