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感染症情報
その他
- 2019.12.06
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感染症情報(令和元年12月6日)
インフルエンザについて
流行開始の目安
感染症発生動向調査により、あらかじめ指定した医療機関(定点)からインフルエンザと診断された患者数の1週間単位の報告数が1定点当たり1人をこえた時を流行開始の目安としています。昨シーズン(2018/2019シーズン)の長野県の流行開始は2018年第49週(12月3日~9日)でしたが、今シーズン(2019/2020シーズン)は、第46週(11月11日~17日)に松本で流行開始を確認しました。その後徐々に増加しています。
インフルエンザは、自然治癒を期待できる病気ですが、合併症を避けるため、あるいは、早めに症状を改善させるため、抗インフルエンザ薬を使います。抗インフルエンザ薬として、飲み薬や吸入するタイプなど数種類の治療薬があります。その時の状態にあった薬(嘔気がある場合は吸入、咳が激しくて吸入できない場合は内服など)を選択するとよいでしょう。最近登場した、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害剤であるバロキサビルマルボキシル(商品名ゾフルーザ)は、薬剤耐性ウイルスが検出されており、使用に当たっては慎重に判断すべきであり、特に12歳以下の小児への使用は推奨されていませんので注意してください。
発熱の翌日から5日間、かつ、2日間(未就学児は3日間)平熱が続くまではお休みしてください。