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感染症情報

平成26年12月5日

 

①インフルエンザの流行がはじまりました。

 

 松本市とその近郊で、インフルエンザが流行期に入りました。

「かからない」「うつさない」が大切です。予防対策をし、体調不良を感じたら、診断されていなくても早めの自宅安静をこころがけてください。

 

 「インフルエンザ」は、普通のかぜ(咳、鼻汁、咽頭痛)よりも症状の出現が急激で、重いのが特徴的です。15日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が急に現れます。

 

感染経路と予防

 咳、くしゃみ、唾液などによる「飛沫感染」や「接触感染」が主な感染経路です。予防法としては、マスクの着用、外出や帰宅後の手洗い、うがい、着替え、部屋の加湿、十分な休養とバランスのとれた栄養、人混みへの外出を控えるなどが挙げられます。

 ワクチンは効果が出るまでに接種後2から4週間ほどかかります。

 

診断

 周囲の流行と症状により、診断する場合もありますが、多くの医療機関では迅速診断キットを利用しています。ただし、この場合発症から検査までの時間が短いと、陽性率が低いことがありますので注意が必要です。

 

治療

 抗インフルエンザウイルス薬は数種類あります。年齢や症状の重さによって使用薬剤は異なります。

 

 

②その他の感染症

 

 園、学校、地域によっては、インフルエンザ以外の感染症も流行しています。

 

1)RSウイルス感染症:前回の感染症情報に記載しました。鼻汁、咳、重症になるとゼーゼーいって呼吸が苦しくなります。

2)アデノウイルス感染症:咽頭結膜熱の症状(発熱、目やのど・扁桃腺が赤いなど、プール熱と呼ばれることもあります)や、胃腸炎の症状を呈します。

3)ノロウイルスによる感染性胃腸炎:比較的嘔吐が主体の胃腸炎です。

4)その他

 

以上簡単ですが、気になる症状がありましたら、医療機関を受診してください。

 

松本市医師会感染症対策委員会副委員長 水野

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