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お知らせ
- 2013.07.24
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感染症情報(平成25年7月19日)
手足口病が流行中!
手足口病は、文字通り手、足、口の中に発疹、水疱、口内炎ができるウイルス性の感染症です。
通常は1週間ほどで症状は治まりますが、まれに髄膜炎や脳炎を起こして重症化することがあります。
原因となるウイルスは複数あるため、生涯通じて何度かかかることがあります。
全国的に7月が流行の時期ですが、松本市ではここ2~3週間患者数が急に増加し始めました。罹患者の80%以上が6歳未満の乳幼児です。
<感染経路>
咳やくしゃみからウイルスを吸い込んだり、破れた水疱や便中からウイルスが口に入ることで感染します。症状が治まった後も、2~4週間は便の中にウイルスが含まれています。
<予防>
咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等で覆う(咳エチケット)、こまめな手洗い、とくにトイレやオムツ交換の後、食事の前などに手洗いを心がけることが必要です。ワクチンや予防薬はありません。
<治療>
ウイルスに対する直接的な特効薬はなく、熱や咳などの症状に応じた治療になります。
発熱、元気のよさ、食事摂取量などによって注意事項や対処法が異なるので、日常生活の過ごし方や受診のタイミングなどをかかりつけ医と相談しましょう。
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