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一般社団法人 松本市医師会 ホーム > 松本市民向け情報 > 感染症情報 > その他  > 感染症情報(平成28年7月1日)

感染症情報

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感染症情報




1.流行性耳下腺炎、流行中


 


 松本市内では、最近流行性耳下腺炎が流行中です。


 流行性耳下腺炎とは、おたふくかぜとも呼ばれ、ムンプスウイルスによる耳下腺炎です。23週間の潜伏期間の後、発熱、耳下腺、顎下腺の腫れや痛みを生じます。合併症として、無菌性髄膜炎、膵炎、精巣炎などがありますが、特に不可逆的な難聴の原因として注意すべき疾患です。


 特効薬はありません。ワクチン接種(任意接種)で重症化が防げます。松本市ではムンプスワクチンを希望する1歳児に3,000円の補助を行っています。


 


 *登校(園)基準:耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫張が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好となった後。


 


2.現在流行中の、発疹を伴う感染症


流行中の感染症と、登園・登校の目安を挙げました。


医療機関を受診する際の参考にしてください。


 


 

症状

登校基準

水痘

水疱を伴う発疹

すべての発疹が痂皮化した後

溶連菌感染症

熱や咽頭痛、発疹

適切な抗菌薬による治療開始後24時間以降

伝染性紅斑

頬に蝶形紅斑、四肢に網目状紅斑

全身状態が安定していれば

手足口病

手足の発疹、口内炎

全身状態が安定していれば


 


松本市医師会感染症対策委員会副委員長 水野 史


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